メンズパンツの5cm以上のウエストサイズ出し
メンズパンツというのはレディスと違って、5cm以内でしたらウエストのサイズをお直ししやすいように、最初から仕立てられています。
今回は、上の写真のように、既にギリギリいっぱいまで出したモノを更に出して欲しいというご注文。
そこで、下の写真のように、前のタック部分を出すのですが、裏側の処理が難しい・・
それでも、なんとかさらに3cmウエストサイズを広げることに成功しました!
メンズパンツというのはレディスと違って、5cm以内でしたらウエストのサイズをお直ししやすいように、最初から仕立てられています。
今回は、上の写真のように、既にギリギリいっぱいまで出したモノを更に出して欲しいというご注文。
そこで、下の写真のように、前のタック部分を出すのですが、裏側の処理が難しい・・
それでも、なんとかさらに3cmウエストサイズを広げることに成功しました!
前回承ったストーンウォッシュ加工の革ジャンのお直しは、針がどうしても立たず、創業以来初めて断念いたしました。
今回のこの革ジャンも、中を開けてみたらボンドで接着してあるという難敵!
しかし、ここでひるんでは、アトリエサノの名がすたります。
あの手この手を駆使して、何とか袖巾を脇から袖口まで詰めることに成功しました。
ジーンズって、オレンジっぽい色の糸で縫ってますけど、あれって製品によって、みんな色が微妙に違うんですよね。
ですから、似たような色糸を使って縫い直せばいいんですけど・・職人魂がそれを許しません。
元々縫ってあった糸をほどいて、その糸を使って丈と膝から下のシルエットを縫い直しました。
ボタンホールにも、色々種類がありまして・・
1.玉縁ボタンホール
お仕立ての場合よく用いる方法で、ポケットを作るのと同じ要領で小さな開きを作ります。美しく仕上げるには熟練した技術を必要とします。また、縫いの途中で施さなければなりませんので、出来上がった洋服に後からすることはできません。
2.手かがりボタンホール
下は元々あったもの。上がその「手かがり」。チクチクと1針ずつ手でかがっていきます。素材が革なので、この方法をとりました。
3.工業用ミシンホール
一般的に既製服に用いられているボタンホールですが、当店では残念ながら出来ません。
4.職業用ミシンホール(シャツ穴)
美しさの点では、上よりも劣りますが、簡易的に後から施すことが出来ます。
一般的には、シャツ・ブラウス等にお勧めです。
ファスナーのエレメント(務歯)つまり、ギザギザの部分が取れたりつぶれたりしてる場合は、ファスナー全部を取り換えるしかありません。
でも、スライダー(取っ手の金具)がブチッととれちゃった場合には、その部分だけ交換すればいいんです。
ついでに、チョッとマメ知識
オープンファスナーを閉じるとき
たったこれだけで、大事なレザーブルゾンを台無しにしないで済みますよ~
ウール素材の穴の場合、「かけつぎ」という技術で跡形もなく修理しますが、
こんな綿中心の素材の場合、「タタキ」という方法で修理します。
before
after
先日のダメージジーンズを修理するのと基本的に同じ方法ですが、今回のジャケットは目を細かくして跡が残らないようにしています。
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